中秋の名月
今宵は中秋の名月。満月は6日だが、ほぼ満月のように見える。
十五夜とウサギ
昔、あるところにウサギとキツネとサルが暮らしていました。
ある日、3匹は疲れはてた老人に出会います。
老人はおなかがすいて動けない、何か食べ物を恵んでくれと言い、
3匹は老人のために食べ物を集めに出かけました。
キツネとサルは食料を捕まえて持ってきますが、
ウサギは何も捕って持ってくることが出来ませんでした。
ウサギはもう一度探しに行くので火を焚いて待っていて欲しいと
伝えて出かけていきました。
サルとキツネは火をたいて待っていましたが、
手ぶらで帰ってきたウサギを見て、ウソつきだとなじります。
するとウサギは
「私には食べ物をとる力がありません。どうぞ私を食べてください」
といって火の中にとびこみ、自分の身を老人にささげたのです。
おじいさんは悲しみ、ウサギの清らかな魂を
誰しも見ることができるようにと月の中に写します。
実は、その老人は帝釈天(タイシャクテン)という神様で、
3匹の行いを試そうとしたのです。
もとの姿に戻った帝釈天は、そんなウサギをあわれみ、
月の中にウサギをよみがえらせて、みんなの手本にしたそうです。
こんな悲しいお話があったんですねぇ・・・
月がどことなく悲しげに見えるのはこのためでしょうか・・・
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