ガチャガチャ⑤
彼の名は山本 読、文学部2年。山ほど本を読む姿から「ヤマホン」と呼ばれて散歩の時、雨の時、遊ぶ時、お茶の時、はたまた昼寝の時でさえ、決して本を離そうとはしない。
遊ぶ時
散歩の時
昼寝の時
雨の時
お茶の時
「キューピット」
ある高級ホテルのカウンターラウンジ。一杯のエスプレッソコーヒーが、女の前に差し出された。「ありがとう」女は静かに礼を告げると、立ちのぼる香りとともに、口もとへカップを運んだ。ふっくらとした唇がかすかに濡れ、それが渇く間もなく大きなため息がこぼれる。「どうかなさいましたか?」女が驚きながら振り向くと、誰もいなかったはずの隣席に随分と小柄な老人が腰を掛けている。タキシード姿に蝶ネクタイ、遠くを見つめるような眼差しで静かに微笑んでいた。「いやぁ、突然すみません。あまりにも深いため息だったのでつい」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続きはガチャを買って見てください オチもさることながら、結構面白く読めますよ。
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